日本人のDNAに備わった動き方とは?
【日本人のDNAに備わった動き方とは?】
こんにちは、大内です。
今日は
私たちに日常での動き
そのスピードについて
考えてみます。
この話を聞いて
いただくだけで
「テキパキ動いた方が良い」
「スピードが速いことが良いこと」
と言う現代スポーツにおいても
その考え方がもしかしたら
変わるかもしれません。
多くの人は慣れていない仕事や
スポーツを行うとき、
「上手くやらなきゃ!」
「失敗は出来ない!」
と緊張してしまい
その動作自体が
早くなってしまいがちです。
そんな状況だと
更にどんどんその動きが
早くなってしまったり、
「グッ!」
と力んでしまい
余計に
手脚に力が入って
しまいがちです。
動きが瞬発力のように
瞬間的や
最初のスピードが無い
0から
徐々に
1,
2,
3,
・・・
と
早くなっていくような
動きを
『加速運動』
と言います。
私がやっている
合氣道でも油断をすると
このような事になりがちです。
「よし!」
「次はなるべく丁寧に
ゆっくり確実丁寧にやろう!」
と心掛けて
先生の模範演技を
見ていますが
実際、自分の稽古が
始まってしまうと
すっかり最初の想いは
忘れてしまい
なかなかゆっくりとした
動きの稽古ができずに
バタバタとした
動きになってしまいます。
つい当初の
ゆっくり稽古すると
言うことを忘れ
合気道の技を
無事やり終えることに
終始してしまいます。
この解決策ですが
自分が苦手な
難しい技ほど
ゆっくりとスピードを
一定にして
ゆっくりスローモーションのように
やってみれば良いのです。
最初の状態から
加速することなく
一定の動きで動くことを
『等速運動』
と言います。
日本の武道や華道や茶道などは
動きは等速運動です。
日本人の動きの所作が
日本を敬愛する
外国人から
「オ〜〜!」
「ビューティフル!」
などともてはやされるのは
美しいスピード感で動くからです。
動きが加速運動だと
相手はその動きに目を奪われ
落ち着きません。
華道や茶道などで
やたら動きが激しい人だったら
落ち着いた
ひと時を満喫することは
出来ないでしょう(笑)
等速運動が出来ると
案外うまく技がかかったり
出来たりもします。
これは身体原理の
1つですが
急にギュッと
腕を掴まれたりすると
逆に相手はとっさに逃げようと
反応してしまうのです。
ならば
逆にこの動作を相手に
気づかれないように
等速運動にすれば
相手が相手の動きの
メリハリが見えず
反応出来難いというわけです。
等速運動の別のコツとすれば
『足を踏ん張らないこと』
です。
踏ん張ると上半身、腕にも
力が入ってしまいます。
また、
他人とのコミュニケーションに
おいてもこれは同じです。
早口の人の話は
落ち着いて聴くことが
出来ません。
あえてテンポをゆっくりと
一語一語丁寧に話すぐらいで、
ちょうど良いと思います。
私も比較的
自分が話すことに
意識を取られます。
またそんな時は
早口になりがちなので
これからも気をつけていきたいです。
あなたもぜひこの等速運動
日常でのスピードコントロールを
意識してみてください。